介護保険認定申請の結果――
「非該当」
通知を見た瞬間、
がーーーん。
正直、そんな気持ちになるご家族は少なくありません。
- こんなに大変やのに?
- 調査のとき、ちゃんと伝わってなかった?
- これからどうしたらいいの?
でも、非該当=支援ゼロではありません。
ここであきらめなくて大丈夫。
この記事では、
- 非該当ってどういう意味?
- 本当に何も使えないの?
- 次にできることは?
を、実際の流れに沿ってやさしく整理します。
落ち込む前に、まずは一緒に状況を確認していきましょう。
非該当ってどういう状態?
「非該当」とは、要支援・要介護の基準に当てはまらなかったという結果です。
つまり、今の状態では介護保険の「要支援・要介護のサービス」の対象にはならない、ということです。
ここで大事なのは、「困っていない」という意味ではないということ。
非該当=元気、ではない
実際には、
- 物忘れが増えている
- 家事がしんどくなっている
- 転ぶのが心配
など、不安があるから申請したはず。
それでも非該当になるのは、
「常時の介助が必要な状態とは判断されなかった」
という意味です。
認定は“今”の状態で判断される
介護認定は、調査時の状態や主治医意見書をもとに判断されます。
そのため、
- たまたま調子がよかった
- 困っている場面が十分伝わらなかった
ということも実際にあります。
でもそれは、「がんばりが足りなかった」ということではありません。
制度上の基準に届かなかった、というだけです。
非該当=終わりではありません。
ここから、次にできることがあります。
本当に何も使えないの?
結論から言うと、非該当でも、使える支援はあります。
それが、市町村が行っている 総合事業(介護予防・日常生活支援総合事業) です。
総合事業ってなに?
総合事業は、
「要支援にはならなかったけれど、少し支えがあったほうが安心」
という人のための支援です。
市町村ごとに内容は異なりますが、たとえば、
- 通いの場(体操教室など)
- 生活支援型の訪問サービス
- 地域型のデイサービス
などがあります。
要介護認定とは別の枠で利用できる制度です。
利用の流れ
- 地域包括支援センターに相談
- 基本チェックリストで状態を確認
- 該当すれば総合事業を利用できる
という流れが一般的です。
つまり、非該当=支援ゼロではないということ。
まずやること
通知が届いたら、まず地域包括支援センターに連絡してみましょう。
「認定はつかなかったけれど、困っていることがある」
そのまま伝えて大丈夫です。
再申請はできるの?
結論から言うと、再申請はできます。
再申請ってなに?
再申請とは、もう一度、介護認定の手続きを行うことです。
状態が変わったときや、前回の結果に納得できないときに、あらためて認定を受け直すことができます。
特別な制度ではなく、最初と同じように市町村へ申請します。
こんなときは再申請を考える
- 状態が明らかに悪化した
- 転倒や入院など大きな変化があった
- 調査時に困りごとが十分伝わらなかった
すぐできるの?
状態に変化があれば再申請は可能です。
ただし、同じ状態のままでは結果も変わりにくいのが現実です。
だからこそ、
- ✔ 困っている場面を具体的に整理する
- ✔ 家族だけで抱えず、包括に相談する
ここが大切になります。
不服申し立てもできる?
制度上は可能です。
ただし、実際には再申請のほうが現実的なケースが多いです。
まずは相談から始めましょう。
まとめ|非該当だったときに、まずやること
非該当と聞くと、
がーーーん。
となるのは自然なことです。
でも、非該当=何もできない、ではありません。
- ① まずは地域包括支援センターに相談する
- ② 状況の変化をメモしておく
- ③ 必要なら再申請を考える
介護認定は「合格・不合格」ではありません。
そのときの状態に合わせた判断です。
困りごとが続いているなら、それは“相談していいサイン”。
制度は、使うためにあります。
一人で抱えなくて大丈夫です。


