そして迎えた、結果説明の日
あの激痛マンモトーム生検から、約2週間後の12月某日。
病院での結果説明の日。
正直、
「検査、中断したし、何もわからへんのちゃうか…」
という不安と、
「いや、あれだけ痛かったんやから、何か出てくれ…」
という、ちょっと矛盾した気持ちが入り混じってた。
診察室に入ると、先生はまずこう言った。
「石灰化、少しですが吸引できていましたよ!」
……え?
取れてたんや……!!
結果:ガン細胞は検出されず。でも…
まず結論から言うと、
今回採取できた組織から、ガン細胞は検出されなかった。
この一言だけ聞いたら、
「よかったーーー!!」
ってなりそうなやつ。
でも、話はここで終わらへんかった。
先生は続けて、こう説明してくれた。
「ただ、画像上の石灰化の形や並び方を見ると
“ガンではない”と断言できる所見でもないんです」
体感的に言うと、
- 完全に良性とも言い切れない
- でも、今すぐ切るほど確定でもない
- ガンの可能性は約4割
白でも黒でもない、
はっきりしない“グレー”な状態やった。
提示された2つの選択肢
先生からは、2つの選択肢を提示された。
① 手術で切除する
ただし問題があって、
石灰化がとても小さい。
そのため、
- 位置の特定が難しい
- 手術の難易度が高い
- 切っても「結局よくわからなかった」になる可能性もある
正直、
“スッキリするための手術”が
逆にモヤモヤを残すリスクもある。
② 経過観察する
- 3ヶ月ごとにマンモグラフィでチェック
- 大きくなってきたら「ガン」と判断して手術で切除
- 2年間、変化がなければ良性確定
先生は何度も、こう言ってくれた。
「今は小さすぎます。
もう少し“育てて”から判断しても、命に関わることはありません」
「これは放置ではありません。
命に関わらないように、短いスパンで、しっかり観察していきます」
この言葉が、すごく安心できた。
私が「経過観察」を選んだ理由
その場で夫と相談して、私は②の経過観察を選んだ。
理由はとてもシンプルで、
- 無理に手術して、結局わからなかったら嫌
- 今は「手術しない」という選択も、ちゃんとした医療判断
- 信頼できる先生が「見守る」と言ってくれている
逃げたわけでも、先延ばしでもない。
「今は動かない」
という選択を、自分で選んだ。
周りの「よかったね」に、なぜかモヤモヤする
周りの人に結果を伝えたら、
みんな口を揃えて言ってくれた。
「よかったなあ!」
「一安心やね!」
もちろん、心配してくれてたんやと思う。
それはありがたい。
でも正直、少しモヤモヤした。
だって、
- ガンじゃないって確定したわけじゃない
- これからも3ヶ月ごとに検査は続く
- ただ“見守り期間”に入っただけ
私はまだ、途中にいる。
それは、
今日一緒に来てくれた夫と、
診てくれた先生が、ちゃんとわかってくれていた。
今日いちばんの安心材料
「ほっとくんじゃありませんからね」
「命に関わらないように、ちゃんと診ていきます」
この言葉を何度も繰り返してくれた先生。
この病院、この先生に出会えたことが、
いちばんの収穫やったと思う。
まとめ:これは“よかった話”じゃなく、“前に進んだ話”
今日の結果は、
ハッピーエンドでもなければ、完全解決でもない。
でも、
- 痛い検査を受けて
- ちゃんと結果を聞いて
- 選択肢を理解して
- 自分で決断した
これは、確実に前に進んだ日。
そして帰り道、
私は自分へのご褒美に、
夫にとんかつ定食をおごってもらった。
最後に
もし今、
- マンモトーム生検を控えている人
- 結果がグレーで悩んでいる人
- 「切る?切らない?」で揺れている人
がいたら、伝えたい。
経過観察は、逃げじゃない。
ちゃんとした“選択肢”のひとつ。
自分の身体のこと、
納得できる形で決めていい。
私は、今日の自分の選択を
「これでよかった」と思ってる。

