「デイサービスってよく聞くけど、どんなところ?」
「通うサービスっていろいろあるみたいやけど、違いがわからへん…」
介護サービスを考え始めたとき、こう感じる方はとても多いです。
実は、通って利用するサービス(通所サービス)には、いくつか種類があります。
それぞれ目的や特徴が少しずつ違うため、
「どれを選べばいいの?」と迷いやすいところでもあります。
この記事では、通所サービスの全体像を、
はじめての方にもわかりやすく、ざっくり解説していきます。
通所サービスってどんなもの?
通所サービスとは、日帰りで施設に通って利用する介護サービスです。
多くの場合、自宅までの送迎(送り迎え)があり、自分で通うことがむずかしい方でも利用できます。
主にこんなことができます。
・食事や入浴のサポート
・体を動かすリハビリや運動
・レクリエーションや他の人との交流
家にこもりがちになるのを防いだり、生活のリズムを整えたりする役割もあります。
また、介護をしているご家族が少し休めるようにする、「レスパイト(休息)」の役割もあります。
たとえば、
「買い物に行きたい」
「少しゆっくりしたい」
そんなときに安心して預けられることで、
介護を続けていくための負担を軽くすることにつながります。
主な通所サービスの種類
通所サービスには、いくつかの種類があります。
ここでは代表的なものを、ざっくり紹介します。
デイサービス(通所介護)
もっとも一般的な通所サービスです。
・食事や入浴のサポート
・レクリエーション
・他の利用者さんや職員との交流
施設によって違いはありますが、1日型のデイサービスでは、30人前後など比較的多くの方が利用されていることが多く、にぎやかな雰囲気です。
1日ゆっくり過ごすことができ、「外に出るきっかけ」や「人とのつながり」を大切にしたい方に向いています。
デイケア(通所リハビリ)
医療と連携した、リハビリ中心の通所サービスです。
・理学療法士や作業療法士などによるリハビリ
・医師の指示のもとで行う
脳梗塞や骨折のあとなど、
病気やけがの回復を目的としたリハビリが中心になります。
医師の指示に基づき、専門職がその方の状態に合わせてリハビリを行うため、
より専門的な支援を受けることができます。
退院後のリハビリや、「今の状態をできるだけ保ちたい」という方に向いています。
機能訓練型デイサービス
機能訓練型デイサービスは、体力づくりや生活動作の向上を目的としたサービスです。
・体を動かすトレーニング
・比較的元気な方が多い
施設によっては、食事や入浴がないところもあり、デイサービスというより「ジムのような雰囲気」で利用されていることもあります。
トレーニングマシンが複数設置されていたり、マッサージなどが受けられるところもあります。
また、機能訓練指導員が、一人ひとりの目標に合わせてリハビリメニューを作成し、身体機能の評価を行いながら支援します。
「体力を維持したい」「歩けるようになりたい」など、目的をもって利用されることが多く、男性にも人気のあるサービスです。
デイケアが、医師の指示のもとで行う「回復のためのリハビリ」なのに対し、機能訓練型デイサービスは、「体力や身体機能を維持・向上するための運動」が中心になります。
認知症対応型デイサービス(認知症対応型通所介護)
認知症の方に特化したデイサービスです。
・少人数(定員12人以下)で落ち着いた環境
・一人ひとりに合わせた関わり
・認知症の症状に配慮した対応
回想法や脳トレ、園芸、音楽療法など、認知症の周辺症状の緩和や、安心して過ごせることを目的としたケアが中心です。
また、認知症に関する専門知識を持った職員が配置されていることが多く、その方に合った関わり方で支援を受けることができます。
一般的なデイサービスに比べて少人数のため、環境の変化に不安がある方や、大人数が苦手な方に向いています。
※地域密着型サービスのため、原則としてお住まいの市区町村にある事業所のみ利用できます。
どれを選べばいいの?
通所サービスは、目的によって選び方が変わります。
・1日ゆっくり過ごしたい → デイサービス
・しっかりリハビリしたい → デイケア
・体を動かしたい → 機能訓練型デイ
・認知症ケアに特化したい → 認知症デイ
「何をしたいか」「どんなことに困っているか」をもとに考えると、選びやすくなります。
ただし、実際には「行ってみないと合うかどうかわからない」ことも多いです。
迷った場合は、ケアマネジャーに相談しながら、見学や体験利用をして決めていくのがおすすめです。
まとめ
通所サービスにはいくつかの種類があり、
それぞれ目的や特徴が違います。
・ゆっくり過ごす
・体を動かす
・リハビリをする
など、「何をしたいか」によって選ぶことが大切です。
まずはざっくりと全体像を知り、自分に合いそうなサービスを見つけていきましょう。
迷ったときは、ケアマネジャーに相談しながら、見学や体験利用をして決めていくのがおすすめです。


