介護の仕事に興味はあるけど、
「どんな職場があるん?」
「自分に合う現場ってどこなん?」
「施設によって何が違うん?」
って、正直わかりにくいよな。
求人票見ても、
「アットホーム」「やりがいあり」みたいな言葉ばっかりで、
実際の現場の空気まではなかなか見えてこない。
私はこれまで、
・デイサービス
・特別養護老人ホーム
・ショートステイ
・グループホーム
・訪問介護
いろんな現場で働いてきた。
どこも同じ「介護の仕事」やけど、
仕事内容も、しんどさも、やりがいも、向いてる人のタイプも、ぜんぶ違う。
この記事では、
実際に働いて感じたリアルな特徴・メリット・デメリット・向いている人を、正直にまとめてみた。
これから介護の仕事を始めたい人、
転職を考えている人のヒントになったらうれしい。
デイサービス(通所介護)
デイサービスの特徴
デイサービスは、日帰りで利用する介護サービス。
利用者さんは朝に施設へ来て、
レクリエーションや入浴、食事などを過ごして、夕方に自宅へ帰るスタイルや。
主な業務内容は、
・送迎
・レクリエーション
・食事やトイレ介助
・入浴介助
などが中心になる。
そしてデイサービス最大の特徴のひとつが、
夜勤勤務がないこと。
生活リズムを崩さず働きたい人にとっては、かなり大きなメリットやと思う。
また、ひとくちにデイサービスと言っても、実はいろんなタイプがある。
たとえば、
・定員が多い一般型デイサービス
・認知症の方専門の認知症対応型デイサービス
・リハビリ重視の機能訓練型デイサービス
など、施設によって利用者層や雰囲気、仕事内容もかなり違う。
「デイサービス=全部同じ」ではなく、
職場ごとにカラーが全然違うのも特徴やな、と現場で働いて実感した。
デイサービスで働いて感じたメリット
私が働いていたのは、
定員35人の一般デイサービスと、認知症対応型デイサービス。
デイサービスは、毎日利用者さんが入れ替わるから、
本当にいろんな方と関わることができる現場やった。
レクリエーションや季節イベントも多くて、
笑顔があふれる時間が多いのもデイの魅力。
特にうれしかったのは、ご家族から
「デイサービスに通うようになって、元気になりました」
って言ってもらえたとき。
あの瞬間は、
「あぁ、この仕事やっててよかったな」って素直に思えた。
それから、利用開始と終了時間がはっきり決まっているのも大きなメリット。
夕方には必ず利用者さんが帰られるから、
気持ち的にも一区切りつきやすくて、精神的にもかなりラクやった。
勤務もシフト制ではなく、
毎日同じ時間に出勤して、同じ時間に帰るスタイル。
生活リズムが整いやすくて、
体調管理がしやすいのもありがたかったポイント。
そして何より――
夜勤がない!!
これは体力的にも精神的にも、めちゃくちゃ大きい。
デイサービスで正直しんどかったところ(デメリット)
デイサービスあるあるやと思うけど、
レクリエーションのネタ切れ問題。
「今日なにしよ…」
「盛り上がらんかったらどうしよ…」
このプレッシャーは地味にくる(笑)
でも、これは慣れもあるし、
職場の人と協力できる環境ならかなり助け合える部分でもある。
レクが好きな人にとっては、逆に楽しいポイントかもしれへん。
あと、送迎も最初はめっちゃ緊張した。
道を間違えたらどうしよう、
時間遅れたらどうしよう、って毎回ドキドキ。
ただ、これも慣れたら平気になるし、
送迎が大好きで率先してやる人も実際にいた。
もうひとつ正直なところを言うと、
毎日同じ時間・同じ流れの仕事になるので、ルーティン感が強い。
安定している反面、
変化が欲しい人には少し物足りなく感じるかもしれへん。
それと、夜勤手当がないぶん、
他の施設形態より給料は低めになりやすいのも現実。
デイサービスが向いている人
デイサービスは、こんな人に向いてると思う。
・規則正しい生活リズムで働きたい人
・人を楽しませるのが好きな人
・レクリエーションやイベントが苦じゃない人
・夜勤をしたくない人
・体への負担をなるべく減らしたい人
特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
特別養護老人ホームの特徴
特別養護老人ホーム(特養)は、
要介護度が高い方が多く入所する、長期入所型の施設。
日常生活のほぼすべてに介助が必要な方も多く、
身体介護の割合がかなり高い現場や。
医療的ケアが必要な利用者さんも多く、
胃ろう、経管栄養、吸引、褥瘡ケア、看取り対応など、
介護と医療が密接に関わる場面が多いのも特徴。
また、特養には大きく分けて
ユニット型と従来型の2種類がある。
ユニット型特養とは
・10人~15人の少人数グループで生活
・個室が基本
・家庭的な雰囲気を大切にしたケア
利用者さん一人ひとりと関わりやすく、
生活リズムも比較的その人に合わせやすい。
従来型特養とは
・多床室が中心
・大人数をまとめてケア
・食事や入浴などは施設スケジュール優先になりやすい
効率重視の動きになる分、
一人ひとりにじっくり関わる時間は少なめになりやすい傾向がある。
特養で働いて良かったところ
私が働いていたのはユニット型特養。
特養はとにかく、重介護の方が多い。
その分、
いろんな症例、処置、看取りの場面に関わることができて、
介護職としての経験値は一気に上がった。
「介護の現場力」を本気で鍛えたい人には、
めちゃくちゃ学びが多い場所やと思う。
あと正直な話――
体をめちゃくちゃ使うから、自然とダイエットになる(笑)
この頃の私は人生で一番スリムやった🤣💕
24時間365日体制の施設やから、
利用者さんの状態変化をじっくり観察できるのも特養の特徴。
ちょっとした体調の変化や、
普段との違いに気づけるようになるのは、
現場経験ならではやと思う。
結果的に、
介護技術も判断力も一気にレベルアップした実感があった。
特養で正直しんどかったところ
やっぱり一番は身体への負担。
重介護が多いので、
腰痛になりやすいのは現実。
体のメンテナンスをちゃんとせんと、
ほんまに壊れる。
夜勤もあるし、
日勤+夜勤+重介護の組み合わせは、
体力勝負の世界やった。
それと、慢性的な人員不足。
「今日も人足りへん…」
が日常茶飯事。
余裕のない勤務体制になることも多かった。
ユニット型特養なら、
少人数でじっくり関われる場面もあるけど、
従来型の場合は人数が多くて、
・食事は時間通り
・入浴も流れ作業になりがち
になることも正直ある。
理想と現実のギャップに悩む人も多い現場やと思う。
特養が向いている人
特養は、こんな人に向いてると思う。
・体力に自信がある人
・介護の経験をしっかり積みたい人
・現場力を本気で鍛えたい人
ショートステイ(短期入所生活介護)
ショートステイの特徴
ショートステイは、
数日〜数週間の短期間だけ利用する宿泊型の介護サービス。
家族の介護負担軽減や、
在宅生活のリズム調整などで利用されることが多い。
最大の特徴は、
利用者さんの入れ替わりがとにかく多いこと。
ほぼ毎日のように、
・入所
・退所
・ベッド調整
・部屋の入れ替え
が発生する。
そのため、
ベッド管理、持ち物確認、入退所対応などの事務的・調整的な業務も多いのがショートの特徴や。
ショートステイで働いて良かったところ
利用者さんは、
要支援1〜要介護5まで介護度がさまざま。
毎日いろんな方が入退所するから、
ほんまにいろんなタイプの利用者さんと関わることができた。
「対応力」はめちゃくちゃ鍛えられる。
入退所が激しい分、
自然と
・段取り力
・臨機応変さ
・優先順位のつけ方
が身についていく。
ユニット型ショートステイの場合、
泊まりの利用者さんが少ない日は、
「今日の夜勤、利用者さん3人か…」
ってなることもあって、
ちょっと得した気分になる日もあった(笑)
ショートステイで正直しんどかったところ
一番しんどいのは、
利用者さんにとって「慣れない場所」になりやすいこと。
環境が変わることで混乱されたり、
「帰ります!!」
って突然出て行こうとされることもある。
正直、
何回廊下ダッシュしたかわからん🤣
それから、持ち物問題。
スーツケース並みに、
「海外旅行ですか?」
ってくらい荷物多い方もおる(笑)
しかも、
・忘れ物
・他の利用者さんの荷物と混ざる
・名前が書いてない
などのトラブルも多い。
「これ誰の……?」
ってなった瞬間の焦りは、
ショート経験者ならわかるはず。
事故報告書を書くのも、地味にしんどいポイント。
さらに、
入所・退所の時間が決まっているから、
「それまでに全部段取り終わらせなあかん!」
っていう時間との戦いも多かった。
ショートステイが向いている人
ショートステイは、こんな人に向いてると思う。
・変化に強い人
・テキパキ動くのが得意な人
・臨機応変に対応できる人
・同じ毎日より、動きのある現場が好きな人
グループホーム(認知症対応型共同生活介護)
グループホームの特徴
グループホームは、
認知症のある方が少人数で共同生活を送る施設。
1ユニット9人前後の少人数制で、
家庭に近い環境の中で暮らしながら支援を受けるスタイルや。
利用者さんは、
認知症の診断がある方。
仕事内容としては、
・食事、排泄、入浴などの身体介助
・料理、掃除、洗濯などの日常生活のサポート
・見守り、声かけ
といった、生活そのものに寄り添うケアがメインになる。
グループホームで働いて良かったところ
私は、
認知症ケアについてしっかり学びたくてグループホームで働くようになった。
1ユニット9人の少人数制で、
特養やショートステイよりも人員配置が手厚いことが多く、
・一緒に料理をする
・掃除をする
・洗濯物を干す
など、生活の中に入り込んだ関わりができた。
一人ひとりとじっくり向き合える時間があるのは、
グループホームならではの魅力やと思う。
また、認知症に関する勉強会や外部研修、
ユニットカンファレンスなども充実していて、
知識と実践の両方を学べる環境やった。
特養のような重介護中心の現場と違って、
「手助けがあれば自分でできる方」が多いのも特徴。
その分、
“できる力を引き出す関わり”を実感しやすい現場やった。
グループホームで正直しんどかったところ
利用者さんは歩ける方が多い分、
昼夜問わず落ち着かず歩き回ったり、
「帰ります」
と言って外へ出て行こうとされることもある。
目を離せない緊張感は、正直しんどいと感じることもあった。
それから、
料理や掃除などを「自分で全部やってしまいたいタイプ」の人にとっては、
かなりストレスになる現場かもしれへん。
グループホームは、
**代わりにやる仕事ではなく、「できるように支える仕事」**やから。
時間をかけて待つ、
失敗も含めて見守る、
このスタンスが合わないと、つらく感じると思う。
さらに、グループホームによっては、
重介護になっても入居継続しているところもある。
そうなると、
・身体介護が増える
・人員配置とのギャップが出る
・体力的にきつくなる
など、
「ミニ特養」みたいな状態になっている施設も正直あった。
グループホームが向いている人
グループホームは、こんな人に向いてると思う。
・利用者さんとじっくり関わりたい人
・落ち着いた家庭的な雰囲気が好きな人
・認知症ケアの経験を積みたい人
・「支える介護」にやりがいを感じる人
訪問介護(訪問ヘルパー)
訪問介護の特徴
訪問介護は、
利用者さんの自宅へ一人で訪問して支援を行うサービス。
基本は、
利用者さん1人に対して、介護職1人の完全1対1対応。
施設のように設備が整った環境ではなく、
「実際の生活の場」に入り込んで支援するのが最大の特徴や。
仕事内容は、
・身体介護(入浴・排泄・移動介助など)
・生活援助(掃除・洗濯・調理・買い物など)
など、その人の生活に合わせた個別ケアが中心になる。
訪問介護で働いて良かったところ
施設勤務と一番違うと感じたのは、
利用者さんが実際に暮らしている「おうち」を見ることができること。
「こういう動線の工夫あるんや」
「この家のつくりやと、この介助方法が合うんやな」
って、環境そのものから学べることが多かった。
それから、働き方の自由度がめちゃくちゃ高い。
訪問介護は、
1件20分〜1時間程度の訪問が基本。
私は、昼間はケアマネの仕事をして、
夜に訪問介護をしてた。
ケアマネ休みの日は昼に訪問入れたり、
都合の悪い日は調整したり。
時間に縛られにくい働き方ができるのは、かなりありがたかった。
夜の訪問日は、
19時〜23時の間に3〜4件まわってた。
あと、意外と大きかったのが人間関係のストレスが少ないこと。
基本は一人で訪問して、
利用者さんと1対1。
「この人のためだけに、この時間を使う」
っていう感覚は、施設勤務とはまったく違う。
正直、合わない利用者さんもおる。
でも、訪問介護は
ヘルパー変更がしやすいのも特徴。
お互いに無理せず距離を調整できるのは、
施設勤務にはないメリットやと思った。
訪問介護で正直しんどかったところ
最大のしんどさは、
全部ひとり対応になること。
その場で教えてくれる先輩もいない。
初めて行くお宅も、
情報シート見て
Googleマップ見て
「ここで合ってる…?」って不安になりながら訪問。
この緊張感は、最初ほんまにしんどかった。
それから現実問題として、
きれいなおうちばかりじゃない。
「ここ…おばけ屋敷…?」
「靴のまま上がっていいですか…?」
ってレベルの家に入ることも、正直あった💦
環境に順応できない人には、
かなりハードな現場やと思う。
訪問介護が向いている人
訪問介護は、こんな人に向いてると思う。
・一人作業が苦じゃない人
・人に合わせた対応ができる人
・気遣いができる人
・自由度の高い働き方をしたい人
・個別ケアにやりがいを感じる人
まとめ
介護の現場に「正解」はひとつじゃない。
体力勝負の現場もあれば、
人とじっくり関わる現場もある。
動き回る仕事もあれば、
一人で淡々と向き合う仕事もある。
大事なのは、
「自分に合う場所」を選ぶことやと思ってる。
無理して合わない現場に居続けたら、
体も心もすり減ってしまう。
でも、
自分に合った現場に出会えたら、
介護の仕事はしんどいだけじゃなく、ちゃんとやりがいも感じられる。
これから介護の道を考える人が、
少しでも「自分に合う働き方」を見つけるきっかけになったらうれしい。
※現在、実際に使える介護転職サービスを調査・申請中です。
承認され次第、信頼できるサービスのみを追記します。


