飽き性で転職魔の私が、介護だけは辞めなかった理由。

介護のはなし

こんにちは、こよりです。
私は高校卒業してすぐ社会に出ました。
勉強も好きやなかったし、やりたい仕事も特にない。
「早く自分の力で稼ぎたい!」って、それだけで飛び込んだ社会。

でもね——
どの仕事も爆速で辞めてしまう。

仕事自体は嫌いやない。
むしろ頼まれたら何でもやるし、文句も言わへんタイプ。
でも……
“人間関係が苦痛で続かない”
ここだけが、どうしても乗り越えられへんかった。

 

「このままじゃあかん」そう思った20代の私

ずっと転職を繰り返す自分に、ある日ふと思った。

「手に職つけなあかん…」
「このままやと、どこにも居場所がない…」

そのとき私の頭に浮かんだのが、
“手に職=介護” というめちゃ単純な方程式。

でもね、そこにはもう一つ理由があったんよ。

 

大好きやったおばあちゃんたち

いずれみんな年をとる。
いつかは天国に帰っていく。

大好きな祖母たちだって、そう。
そのとき私は、ちゃんと見送れるんやろか?
何も知らないまま、大切な人の最後に立ち会うのが怖かった。

知識がほしい。
気持ちに寄り添える大人になりたい。
家族が「この時間で良かった」と思える最期を迎えてほしい。

そう心から思った。

 

原点は「父の涙」だった

当時、父方の祖母が特養に入ってた。
面会へ行って、帰りの車の中。

ハンドルを握ったまま、
父が静かに泣いてたんよ。

あの光景、忘れへん。

その涙を見た瞬間、心の中で決めた。

「このままじゃあかん」
「介護する人もされる人も、もっと幸せになれる時間が必要や」

あれが、こよりの“介護の原点”。

 

気づけば15年が過ぎてた

飽き性で転職魔だった私が、
気づけば介護の仕事だけは辞めずに続いてた。
(もちろん職場はコロコロかわってる)

たしかにしんどいこともある。
向き合うのが辛い日もある。

でもな、
人って優しい。
優しさって、消えへん。

認知症の方のふとした表情。
ご家族の「ありがとう」。
一緒に笑った日。
そばに座って手を握った時間。

その一つひとつが、
私をここに引き戻し続けてくれた。

 

最後にひとこと

介護の仕事はしんどいって言われがちやけど、
ほんまはあったかい瞬間の宝庫なんよ。

これから、このブログで
こよりなりの“光の部分”をたくさん書いていきたい。

読んでくれたあなたが
ちょっと楽になったり、
ひと息つけたりしますように。

これからもよろしくお願いします。
こより🍀✨

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